February, 19, 2014--スペクトラ・フィジックスは、60W以上(300μJ)を出力する画期的なハイブリッドUVファイバーレーザ「Quasar 355-60」を発表した。
Quasar 355-60は、パルスパラメーターをプログラミング可能なTimeShift機能を搭載し、昨年 5月にリリースしたQuasar 355-45と比べ、出力とパルスエネルギーにおいて33%アップ(60W)、最大繰返し周波数において3.5倍(0~3.5MHz)、最小パルス幅において1/2.5(<2nsec~>100nsec)の劇的な進歩を実現し、生産性と精密度の両面で大きな改善を可能にする。
この新しいQuasar 355-60は、躍進するモバイル製造や要求の激化するマイクロエレクトロニクスデバイス製造にて性能や特性を飛躍的に改善する可能性を秘めている。
Quasarは発売より量産出荷されており、そのたぐいまれなる加工結果と信頼性のあるパフォーマンスに好評という。
Quasarは、スペクトラ・フィジックスの先端的ファイバーレーザ技術、出力増幅技術および独自の波長変換技術を結集し設計され、類を見ないパフォーマンスを達成している。
長寿命コンポーネンツと最先端のUVレーザ製造プロセスを駆使し、また厳しい使用環境での品質テストをクリアした。
■ 特徴
・ 355nmにて60W以上(300μJ) の出力
・ 2nsec以下から100nsecまでパルス幅可変
・ 新技術TimeShift機能搭載
・ 0~3.5MHzの高繰返し動作で、高速加工が可能
・ 堅牢でOEM装置搭載用途に最適
・ データログ機能によりレーザ運転状況を長期間記録、診断機能を充実
■ アプリケーション
・ ガラス切断、穴あけ
・ PCB穴あけ、切断、ディパネリング
・ HDI(High Density Interconnects)
・ Si微細加工、Siウエハーダイシング
・ Low K 誘電体 グルービング
・ セラミックおよびLED加工
・ ITOパターニング など
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