February, 6, 2014--コヒレント社は、2014年2月5日、産業レベルの高い性能を発揮する理科学レーザの製品化プログラムの1つとして、堅牢でコンパクトなワンボックス型ファイバーレーザFidelity(パルス幅2W @ 波長1055 nm)をリリースした。
Fidelityは経済的でメンテナンスフリーのオシレータで、空冷、小型(318 mm x 318 mm)でありながら、マルチフォトンイメージング、THz発生、材料研究などの応用で求められる優れたビーム質(M2<1.2)を実現する。
高繰返し(64 MHz)の本製品を使用することで、データの取得時間が短縮でき、ひいては研究の生産性を向上する。またFidelityはプレチャープを調整できる電子制御機能を内蔵しているため、ファインチューニングやパルス幅の最小化などが容易に調節可能となる。
ユニット間の再現性に優れた高品質設計と促進ストレス性能試験(HASS=Highly Accelerated Stress Screening)を出荷全数に対して実施することで、ハンズフリーで長時間の安定性と信頼性が得られる。
Fidelityは、ウルトラファースト分光やスーパーコンティニューム発生などの幅広い理科学応用に理想的なオシレータである。チタンサファイアレーザと比較し、長波長で高出力および超短パルスの特長を兼ね備えたFidelityは光遺伝学(オプトジェネティクス)のような最先端のin-vivo深組織バイオイメージング応用で優位性がある。さらに同社製のChameleonレーザと組み合わせて使用すると、スタンダードとマルチモダリティーの両方で、生きた動物の脳においての、同時イメージングや光活性化、また活動電位検出が必要な最先端の脳神経科学研究が可能になる。
主な仕様
中心波長: 1055±5 nm
平均出力: >2 W
パルス幅: 出力安定性:±0.5 %
繰返周波数(標準):70 ±10 MHz
空間モード:(M2 < 1.2)
アプリケーション
バイオイメージング応用
各種研究応用
コヒレント・ジャパン(株)研究開発用レーザセールスグループ
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