March, 9, 2015, Pasadena--Forza Siliconは、NHKとForza Siliconの共同開発の成果、133メガピクセル(MP) 60fps CMOSイメージセンサのデザインアーキテクチャと仕様をIEEE ISSCC(International Solid-State Circuits Conference)で紹介した。
イメージセンサソリューションは、Forza Siliconが設計し、0.18µm 3.3V/1.8Vプロセス、1Dスティッチングで製造された。
今まで標準的な8Kアプリケーション用のイメージセンサは、大きな光学フォーマットで8 MP、33 MPソリューションを用いていた。これらのセンサソリューションは、サイズと解像度のトレードオフを処理するには効果的ではなかった。前世代カメラの大きなレンズ/カラープリズム光学系を取り除くために研究チームは、シングルチップ 133 MPイメージセンサを開発。このセンサは、Forza SiliconのGen3読み出しアーキテクチャを利用して60fpsのフレーム周波数を達成している。Gen3読み出しアーキテクチャは疑似配列パラレルデザイン、14b冗長逐次近似レジスタADCsを集積して、最大解像度とフレームレートでスループット128Gbpsを達成している。この共同開発でNHKとForza Siliconは、高解像度、高フレーレート放送技術で次の目標に到達した。
「数年来、NHKをサポートする両社の継続的提携から多くのプロジェクトが成功した。133 MPセンサの開発、以前の33 MPスーパーハイビジョン(Super Hi-Vision)イメージセンサなどだ。Forza Siliconの専門的サポートと同社のイメージセンサ設計技術によって、NHKはSuper Hi-Visionシングルチップカメラを実現することができた。これはビデオイメージセンサで最大のピクセル数である」とNHK放送技術研究所(STRL)シニアリサーチエンジニア、Dr. Hiroshi Shimamoto(島本洋)はコメントしている。ISSCC 2015紹介の他に、このセンサとプロトタイプカメラシステムは、2014年STRL Open Houseで紹介されている。
Forza Siliconは、株式非公開ファブレス半導体設計会社。アナログ/ミックストシグナルおよび高感度、先端的CMOSイメージセンサを可視および赤外デジタルカメラ用に設計している。