BLGが世界記録のシングルモードGaNレーザを実演

March, 19, 2025, Silverwater--BluGlassは、世界をリードする窒化ガリウム(GaN)シングルモードレーザ性能を実証した。

ハイライト
・1つのチップから世界トップレベルの1250mWの単一空間モード電力を展示し、これまでに商業的および学術界で記録された単一エミッタの最高の既知の性能を示している。
・この画期的な性能は、BluGlassのシングルモード青色(450nm)レーザマスター発振器とMOPAの統合によって可能になった。
・2025年1月のPhotonics Westで以前に報告した750mWのシングルモード性能から67%の改善を実証
・分布帰還(DFB)-MOPA構成で100mWから450mWまでのほぼ単一周波数出力を4倍に拡大し、高精度レーザアプリケーションの性能を向上させた。

高出力シングルモードレーザは、量子センシング、量子コンピューティング、防衛、航空、高速通信などの高精度、高忠実度のアプリケーションに強く望まれている。

BluGlass Limitedは、シングルモード窒化ガリウム(GaN)レーザの世界記録的な性能を実証し、シングルスペースモードを維持しながら、シングルレーザチップから1250mWの出力を発揮した。これは、商業的にも学術界でも入手可能な最も広く知られている発表結果である。

この記録的な性能は、青色(450nm)シングルモードレーザマスター発振器とパワーアンプを1つのモノリシックチップ(SM-MOPA)に組み合わせることで実現した。この性能は、2025年1月にPhotonics Westで発表されたBluGlassの以前に報告された750mWのシングルモード性能を67%以上大幅に向上させる。

BluGlassの高出力シングルモードMOPAは、シングルモードレーザの利点と、高精度アプリケーション向けのスモールフォームファクタの利点と、高輝度、高出力レーザの性能上の利点を兼ね備えている。このブレークスルーは、次世代の防衛・航空、量子センシング・ナビゲーション、宇宙・衛星通信、水中LiDARなど、正確で安定した性能が不可欠な次世代アプリケーションに重要なメリットをもたらす。

BluGlassのCEO、Jim Hadenは以下のようにコメントしている。
「われわれは、これまで世界で最も有名な性能を発揮するシングルモードGaNレーザを実証してきた。これらのレーザは、高精度で出力をスケーリングする道を開き、正確で安定した性能が不可欠な次世代アプリケーションの要求を満たすために、より簡単かつ費用対効果の高いパッケージ化が可能な安定したレーザビームを生成する。

「ほとんどの高出力可視レーザーは、ビームの品質と精度を犠牲にして、より大きなフォームファクターでより多くの出力を達成している。当社の高度な統合機能により、精度とビームの安定性を犠牲にすることなく出力を向上させることにより、業界はイノベーションを開拓することができる。これらの世界をリードする結果を達成したのは、青色シングルモードレーザと、ビーム歪みやノイズの増加を最小限に抑えてレーザの出力を向上させるパワーアンプを組み合わせることである。

「シングルモードGaNレーザは、高出力での製造が難しいが、その高精度と高忠実度で非常に人気がある。モノリシックチップ設計の利点は大きく、ウェーハレベルで高忠実度の電力と性能を製造できるため、防衛アプリケーションのサイズ、重量、コストが大幅に改善され、いくつかのダウンストリームパッケージングステップが不要になる。これらの複雑なレーザの製造における当社の専門知識は、BluGlassの主要な競争上の優位性の1つである。

「1月初旬、Photonics Westカンファレンスで750mWのシングルモード性能を示す結果を発表した。その3週間後には、性能が67%向上する1250mWを達成し、当社の技術力が急速に成長したことを実証した。

さらに、BluGlass は、1 月に発表された Photonics West の論文以来、分布帰還(DFB) ファミリのデバイスの電力出力を 100 mW の範囲から 450 mW に 4 倍以上に増やした2.BluGlassの450mW DFB性能は、青色(450nm)シングルモードDFBレーザと内蔵マスターオシレータパワーアンプを1つのモノリシックチップ(DFB-MOPA)に組み合わせることで、単一周波数に近い出力と高いサイドモード抑制を維持し、信号対雑音比(SNR)を向上させながら実現した。

BluGlassのGaN DFBsは、ウェーハスケールの製造用に設計されており、ダウンストリームの光学的複雑さとコストを削減すると同時に、量子技術とコンピューティングの重要な課題に対処しながら、生産量の増加とデバイスサイズの縮小を可能にする。

BluGlassの強化された統合機能とデバイスアーキテクチャは、主要なアプリケーションの課題に対処し、出力、精度、および調整性が必要な可視GaNレーザの出力と汎用性を強化するように設計されている。

「精密市場(増幅シングルモードレーザとDFB-LD)向けに高忠実度でパワーをスケーリングするという当社の戦略的注力は、この世界記録のシングルモード可視光と狭線幅レーザのパワーの4倍につながったものである。これは、市場の需要に対する直接的な対応である。満たされていない市場ニーズを満たす当社の能力が、BluGlassが米国国防総省のMicroelectronics Commonsを含む業界リーダーから選ばれ続けるパートナーとして選ばれ続けている理由である」とJim Hadenは付け加えた。