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超高感度UVセンサで煙り検出改善

February, 20, 2015, Guildford--サリー大学(University of Surrey)が発表した論文によると、通常セラミックス、ガラス、塗料に使用されている材料を操作して超高感度UV光センサを作ることができる。これにより、火やガス検出改善に道が開ける。
 サリー大学先端技術研究所の研究チームは、酸化亜鉛(zinc oxide)を扱い、すでに利用されているこの材料からナノワイヤを作製した。ナノワイヤは、従来の酸化亜鉛ディテクタよりも10000倍高感度なUV光ディテクタになる。
 現在、光電煙センサは濃い煙の中に比較的大きな煙粒子を検出するが、急速に燃える火炎から出る小さな煙粒子にはあまり感度がない。
 この新しい材料により感度が向上したセンサは火炎の初期段階に放出される個別粒子を検出できると研究チームは考えている。したがって、多くの用途で導入可能な専門センサに道を開くことになる、と研究チーは見ている。
 「酸化亜鉛から造られたUV光ディテクタは以前から広く使用されているが、われわれはその材料を一歩進めて、パフォーマンスを大幅に向上させた。基本的に、酸化亜鉛を平坦な膜から、トゲのようなナノワイヤを持つ構造に変えて表面積を増やし、感度と反応速度向上を実現した」と先端技術研究所長、Ravi Silva教授は説明している。
 研究チームの見方では、この材料のアプリケーションは広範囲に及ぶ。火やガスの検出から大気汚染モニタリングまで利用できる。また、電話やタブレットなどの電子機器に組み込んで高速化することもできる。反応速度は、従来の酸化亜鉛ディテクタよりも1000倍高速になる。