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LZH、レーザベースAMでグリーン水素を生成

November, 5, 2024, Hannover--エミッションフリーのエネルギー源は将来像である。しかし、これを達成するためには、水素の燃焼プロセスを改善する必要がある。そのため、Laser Zentrum Hannover e.V.(LZH)は、新しいプロジェクトとして、ニーダーザクセン州(niedersächsischen)の3パートナーと協力して、革新的な積層造形(AM)供給部品に取り組んでいる。

グリーン水素の生産をより効率的にするために、ハノーバー応用科学芸術大学(HsH)、ライプニッツ大学ハノーバー(LUH)、クラウスタール材料技術センタ(CZM)、LZHは、イノベーションアライアンスの一環として、新しいタイプのマルチマテリアルコンポーネントの研究を行っている。パートナーは、先ずは、特に低温用のアセンブリと非常に高温用のアセンブリを組み合わせたいと考えている。このマルチマテリアル設計により、より効率的で、よりコンパクトで、より軽量なコンポーネントが可能になる。モビリティセクタと分散型エネルギー供給の両方がこれから恩恵を受ける見込である。

積層造形統合エネルギーコンバータ
ニーダーザクセン州(niedersächsischen)の4パートナーは、機能的な統合エネルギーコンバータを積層造形で製造するために協力している。そのために、マルチマテリアル成分を用いてメタノールやアンモニアを水素に変換する水素改質器を開発している。必要な減圧と高い反応温度により、1つの成分に高い温度差が生じる。したがって、金属とセラミックの両方の使用されるすべての材料が互いに適切に調整されていることが特に重要である。

部品を迅速かつ効率的に製造するために、プロジェクトパートナーは、粉末とワイヤ基材の両方を柔軟に処理できるプロセスヘッドを開発している。このようにして、パートナーは2つの異なる材料間の段階的な移行を可能にし、いわゆる機能傾斜材料を生産したいと考えている。このプロジェクトには、材料システムとコンポーネントの特性評価も含まれている。

AM2H2について
イノベーションネットワーク「Additive Manufacturing of Multimaterial Components for Sustainable Energy Conversion」(AM2H2)では、CZMが材料の開発と試験、および材料とコンポーネントの特性評価を担当している。LZHはアディティブマニュファクチャリング用のレーザプロセスを開発し、HsHはプロセスヘッドの概念化と製造を行い、LUHの製品開発およびデバイスエンジニアリング研究所はシミュレーションとシステムデモンストレータの構築と設計を担当している。このプロジェクトは、European Social Fund Plus / European Regional Development Fundによって資金提供されている。