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ソーシャルロボットは常識打破に役立つ

July, 25, 2024, Uppsala--有用で信頼性が高く、人類の繁栄を支えるロボットを作るにはどうすればよいか。UppTalkでは、ヒューマン・マシン・インタラクションの研究者であるKatie Winkleが、ソーシャルロボットの設計方法によって、より安全で包括的なソーシャルロボットを作り、われわれ全員の利益になり得ると語っている。

ソーシャルロボットには、さまざまな形や機能がある。Siri、GPS、Chat GPTといったロボットのようなツールは、日常生活で使われているだろう。Katie Winkle助教は、ソーシャルロボットの研究を行っており、ロボットの設計と行動が人間にどのような影響を与えるかに興味を持っている。

「従来、われわれが日常生活で使っているSiriなどのロボットは、ユーザが失礼な態度をとったり、叫んだりしても反応しない従順な女性アシスタントとして設計されてきた。ロボットは、関係なく丁寧に答える。ロボットが期待どおりではなく、生意気で『堂々と』応答した場合、人間がどう反応するかを研究した」と同氏は話している。

3つの方法で対応
Katie Winkleの初期の研究の1つのテストに、ロボットに挑発的なことを言い、礼儀正しく、事実に基づいて、または攻撃的にという3つの異なる方法で応答させるというものがあった。この研究は、ロボット工学におけるインクルージョン(包含)のさらなる研究への扉を開いた。

同氏はUppTalkでユーザが3人種類のパーソナリティのどれを好んだか、また自分の関心分野がどのように広がったかについて話している。