December, 10, 2014, Southampton--サザンプトン大学は、欧州委員会(EC)と日本政府に協力して、ユーザ人口密集地域の高速ネットワークのための新技術を開発する。
スマートフォンやタブレットなど、ネットワークに接続するスマートワイヤレス機器の数は増加の一途をたどっている。モバイルブロードバンドユーザの数は2017年には39億を超え、アプリケーションが消費する帯域はどんどん増加している。
インターネット接続が多くの人口密集エリアでダウンしている。
こうした需要に応えるために必要となるネットワーク帯域提供を支援するために、大学のオプトエレクトロニクス研究センタ(ORC)の研究者は、Horizon2020プログラム、SAFARIプロジェクトで約150万ユーロのEU資金をシェアする。SAFARI (Scalable And Flexible optical Architecture for Reconfigurable Infrastructure)は、再構成可能なインフラのための拡張性がある柔軟な光アーキテクチャ。プロジェクトには、ヨーロッパではコリアント(Coriant GmbH)とデンマーク工科大学(Technical University of Denmark)、日本のNTTとフジクラも参加する。
このプロジェクトは、サザンプトン大学が先頃始めたHorizon2020プログラムで獲得した初めてプロジェクトであるという点で重要でもある。
プロジェクトは、少なくとも400Gbps/chのデータ接続が可能な将来の高速ネットワークを構築することを目指している。ここでは、最先端のマルチコア光ファイバと空間分割多重(SDM)ネットワークを組合せ、拡張性と柔軟性が極めて高い光トランスポートネットワークを実現する。