December, 4, 2014, Freiburg--太陽光を直接電気に変換する世界記録が樹立された。多接合太陽電池が太陽光の46%を電気エネルギーに変換した。これを開発したのはフランスのSoitec、CEA-Letiとドイツのフラウンホッファ太陽電池システムISE研究所。
多接合太陽電池は、直達日射量が豊富な地域の太陽光発電所で安価に発電するために、集光型太陽光発電(CPV)システムで使用されている。
多接合太陽電池は、III-V半導体材料選択を基盤にしている。世界記録を達成した電池は4接合電池(セル)で、各サブセルが波長範囲300~1750nmの入射フォトンの正確に1/4を電気に変換する。CPVに適用では、太陽光をセルに集光するために微小セルはフレネルレンズを搭載している。新しい効率記録は、508sunsコンセントレーションで計測され、日本のAIST(産総研)が確認した。AISTは、標準テスト条件で太陽電池のパフォーマンスを評価する独立した評価センタの1つ。
このセルが取り組む必要があった特殊課題は、4つのサブセル間で正確にフォトンを分配すること。これは、セル構造内の個々のレイヤーの組成と厚さを正確に調整することによって達成した。「これは、フランスとドイツが共同で達成した大きな成果だ。CPVは、現在、最も功利的な太陽発電技術であり、直達日射量が多い全ての国に適している」とISEのプロジェクトマネージャ、Dr. Frank Kimrothはコメントしている。