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既存光ファイバにおける伝送容量の世界記録更新、301Tb/s伝送を実証

December, 4, 2023, 東京--情報通信研究機構(NICT)フォトニックネットワーク研究室を中心とした国際共同研究グループは、現在市中に敷設されているものと同じ、既存の光ファイバで世界最大の伝送容量となる301Tb/sの伝送実験に成功し、従来の世界記録を更新した。

今回の記録は、既存の光ファイバでは未使用であった新しい波長領域を開拓するために光増幅器と光強度調整器を新たに開発し、多数の波長を利用可能にすることで達成できた。今回開発した技術は、通信需要が高まる将来において、光通信インフラの通信容量拡大に大きく貢献することが期待される。

研究成果の論文は、英国グラスゴーにて開催された第49回欧州光通信国際会議(ECOC 2023)にて非常に高い評価を得て、最優秀ホットトピック論文(Postdeadline Paper)として採択され、現地時間2023年10月5日(木)に発表した。
(詳細は、https://www.nict.go.jp)