October, 19, 2023, 東京--日本電信電話株式会社(NTT) と日本電気株式会社(NEC)は、通信需要に応じたデータセンタ間の大容量低遅延接続の実現に向け、IOWN Global Forum にてアーキテクチャの制定が進んでいるAPN (All Photonics Network) を活用した光波長パス設計技術を確立し、トリノ工科大学、コロンビア大学、デューク大学、ダブリン大学と共同で、National Science Foundation (NSF)の COSMOSテストベッドを用いてフィールド実証を行った。
この成果により、これまで、熟練作業者が2~3時間以上かけて行っていた光波長パスの設計・設定を自動化により数分で実施することが可能となった。これはNTTやNEC等がIOWNにて提唱している、必要な対地間をオンデマンドに光波長パスで接続し、分散されたデータセンタ間で大容量低遅延通信を行うデータセンタエクスチェンジ (DCX) サービスの実現に大きく貢献する。
この開発実証結果に関してはスコットランドで開催された光通信技術に関するヨーロッパ最大の国際会議(49th European Conference on Optical Communications(ECOC))で報告しBest Paperに選出され、スペインで開催されたTelecom Infra Project Fyuz event で紹介した。
(詳細は、https://group.ntt)