October, 22, 2014, Palo Alto--ロッキードマーチンの研究チームは、初の雷光観測システム(GLM)を実現した。同装置は、発達中の暴風雨の早期警戒を提供し、より正確な竜巻警報にも貢献する。センサは、米国海洋大気庁(NOAA)の次世代静止気象衛星(GOES)、GOES-Rシリーズに搭載される。
チームは、デンバー近くのロッキードマーチンの施設で初のGOES-R衛星との統合を準備している。衛星は2016年早期に打ち上げが予定されている。
GLMは静止軌道から雷光を追跡する新しい機能を備えており、米国と西半球ほぼ全域を連続的にカバーできる。GLMの心臓部は高速(500fps)、1.8メガピクセル焦点面となっており、低雑音エレクトロニクスと特殊オプティクスを集積し、明るい、日に照らされた雲を背景としていても弱い雷光を検出できる。
GLMチームは共通システムを活用している。GLMは、NASAの熱帯降雨観測衛星搭載の雷光イメージングセンサ用に開発された技術を利用している。さらに、ピクセルイメージングでは新たな基準を打ち立てた。ここで使われている新技術は、観察可能な領域の端まで鮮明な解像度が得られ、地球の湾曲を補償することができる。これは、将来、静止軌道からの地球観測ミッションに役立つ。