Science/Research 詳細

特定の神経伝達物質を検出する蛍光性分子インプリント高分子ナノ粒子の合成に成功

April, 25, 2023, 東京--芝浦工業大学工学部応用化学科・吉見靖男教授らの研究チームは、特定の神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン、アセチルコリン)を検出する蛍光性分子インプリント高分子ナノ粒子の合成に成功した。

神経細胞は、神経伝達物質と呼ばれる小さなメッセンジャー分子を介して互いに情報のやりとりをすることで、多くの複雑なタスクを実行している。神経伝達物質を正確に検出することは、脳機能を理解する上で極めて重要。
研究チームは、「研究を神経疾患の治療や、人間の脳機能を模倣した高度なコンピュータの実現にもつなげていく」と説明している。

究成果は、「Nanomaterials」オンライン版に掲載された。

(詳細は、https://www.shibaura-it.ac.jp)