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3D物体の音を立体表現する、音場のインタラクティブ合成技術を開発

February, 2, 2023, ふじみ野市--KDDI総合研究所(KDDI総合研究所)は、現実世界の人が発する音の向きや動きを仮想空間でも遜色なく体感できる、音場のインタラクティブ合成技術を開発した。
 具体的には、人や動物の動きや容姿を撮影するモーションキャプチャやボリュメトリックキャプチャで得られた3次元(3D)物体の形状や位置情報を活用し、音源の向きや動きを伴った音場を、撮影された人および視聴者の双方の動作に応じてリアルタイムで合成する。仮想世界におけるアバターや人の動きと、発せられる音の向きや距離の変化などの動きが連動することで、視覚に加えて聴覚による空間認知が促されるため、より自然で豊かなオンラインコミュニケーションを楽しめる。

デジタルツインを実現する技術として、今後、コミュニケーション、エンターテインメントや教育など、幅広い分野での活用が期待される。
(詳細は、https://www.kddi-research.jp/)