自家発電、プリンタブルスマートセンサ、安価でグリーンなIoTs

January, 26, 2023, Greater Vancouver--もののインターネット(IoTs)のためにわれわれの日常的物体や環境に埋め込むスマートセンサの作製は、日常生活を著しく改善するが、数兆のそのような小型デバイスが必要になる。
　Simon Fraser University(SFU)のNature Electronics教授、Vincenzo Pecuniaは、プリンタブル、ローコスト、環境に優しい新興の代替半導体が、より安価で持続可能なIoTに道を開くと考えている。

プリンタブルエレクトロニクスの様々な領域における上位専門家の多国籍チームを主導して、Pecuniaは、自家発電、環境に優しいスマートセンサへの重要な優先事項と見込のある道を特定した。同氏の先進的な洞察は、NatureElectronicsに掲載された。

「日常的なモノや環境にスマートセンサによるインテリジェンスを装備することでわれわれは、日常生活で動き回るときに、より情報に基づいた決定を下せるようになる」(Pecunia)。「従来の半導体技術は、複雑で、エネルギー集約的、高価なプロセスを必要とするが、プリンタブル半導体は、遙かに低いカーボンフットプリントとコストのエレクトロニスを提供できる。プリンティングまたはコーティングで加工できるからである。これらは、著しく省エネであり、材料消費も非常に少ない」。

同氏によると、環境から収集した、つまり周囲光、ユビキタスなRF信号からのエネルギーを利用することで動作可能なプリンタブルエレクトロニクスが答となり得る。

「われわれの分析が明らかにしたことは、重要な優先事項は、可能な限り少ない材料でプリンタブルエレクトロニクスを実現することである。したがって、簡単なスケールアップ、技術の低コスト化が確実になる」(Pecunia)。

「最近のブレイクスルーに基づいてわれわれは、プリンタブル半導体が、完全に持続可能なIoT実現で重要な役割を果たすと見ている。スマートホーム、スマートビル、スマートシティ向け、また製造や産業用に自家発電センサを提供するからである」と同氏は、コメントしている。

Pecuniaによると、同氏のグループが開発している半導体技術は、単純な製造サイトで、「プリント」ボタンに触れると、エレクトロニクス、センサ、エネルギー収集器のシームレスな組込を可能にする。

「その独自の製造性により、プリンタブル半導体は、カナダにとって固有の機会を表す。次世代、環境に優しいエレクトロニクスのグローバルリーダーとなるとともに、遠くの国々からのエレクトロニクス依存、関連するサプライチェーン、地政学的問題を克服する」と同氏は続けている。
(詳細は、https://www.sfu.ca/)