October, 7, 2014, Minneapolis--ミネアポリス大学電気工学の研究チームは、光の機械的なトランスポートを初めて実証する他に例のないナノスケールのデバイスを開発した。この発見は、コンピューテーションや通信向けに一段と高速で効率的な光デバイスの実現を示唆するものである、と研究グループは捉えている。
光を前後に動かすナノスケールの「シーソー」は、コンピューティングやセンシングアプリケーション向けのオプトメカニカルの代替となり得る。
シーソーの両端は、光を捉えるフォトニック結晶キャビティとなっている。捉えたフォトンによって生まれる光の力が上下に動くシーソーの原動力になる。
共振が強ければ強いほど、フォトンはますます他方に多く動く。研究チームは、1サイクルで約1000フェトンを移動させることができた。
この技術は、加速度計やナビゲーションのジャイロスコープに使うことができる、また光回路にも使えると研究チームは主張している。