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Cdフリー量子ドットで、RGB画素のパターニングに成功

December, 13, 2022, 東京--NEDOの「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」において、シャープ(株)、シャープディスプレイテクノロジー(株)、東京大学は、次世代高効率ディスプレイの実用化を目指して、2019年度から「次世代高効率ディスプレイの材料およびプロセス開発」に取り組んできた。

発光スペクトル幅が狭くカドミウム(Cd)を含まない量子ドットによる、電流注入での発光とRGB画素のパターニングに成功した。これにより、環境負荷が小さく、高輝度・高コントラストで広い色域を兼ね備えた、新たな自発光型のディスプレイの実現が可能となる。今後は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)をはじめとした中小型の高精細ディスプレイから8K/4K大型ディスプレイまでに適用できる省エネルギーディスプレイの早期実用化に取り組み、2030年の日本における省エネ効果量として11.3万kL(原油換算)を目指す。

研究成果の詳細を2022年12月16日に福岡国際会議場で開催される第29回ディスプレイ国際ワークショップ(IDW’22)で発表予定。
(詳細は、https://www.nedo.go.jp)