September, 30, 2014, Dallas--エクステラ(Xtera Communications, Inc)は、リピータを用いない超大容量15Tbps伝送実証を発表した。
この最新のリピータ無し伝送実証は、OFC2014会議でエクステラ、ベライゾン、コーニングの共同成果に次ぐものとなる。OFC2014の発表では、コーニングのVascade EX2000光ファイバでリピータを使用することなく記録的な557km伝送を達成したと発表した。
今回の成果は、リピータ無しの長距離で大容量伝送を実証。Xteraの商用Nu-Wave Optima光ネットワーキングプラットフォーム、Xtera Wise Ramanソリューションにより、コーニングのITU-T G.652準拠、平均Aeff83µm2、SMF-28 ULLファイバで150×100Gを334km伝送した。レシーバ端から約115kmでリモート光励起アンプ(ROPA)を伝送路に挿入すると、コーニングSMF-28 ULLファイバ390kmの距離をブリッジして150×100G容量を伝送することができる。
この研究成果は、平均Aeff112µm2のコーニングVascade EX2000光ファイバを使うと、150×100Gチャネルの伝送はさらに改善されて410kmとなった。
XteraのWise Raman技術は、伝送ファイバの一部を増幅媒体に変えることで光スパン長を延ばす。これはラマン非線形効果によって達成され、光励起波をファイバに入れてWDMキャリアの光利得を作り出す。
このような傑出した、リピータを使わないパフォーマンスは、マルチスパン構成、中間サイトと長距離エンド・ツー・エンドオール光リーチとの間の最大スパン長で優れたパフォーマンスを示す。これは、CFE Telecom(メキシコ)とTIM Brasil(ブラジル)バックボーンネットワークに最近導入されたXteraのWise Ramanソリューションによって実証されている。
陸上バックボーンネットワークでは、多目的Nu-Wave Optima光ネットワーキングプラットフォームは、4500kmを越える距離で15Tbps、1500km超では64Tbps伝送を、いずれも中間再生なしで達成できる。