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量子もつれ光を用いた赤外分光法で、世界最大の広帯域測定を実現

September, 29, 2022, 京都--京都大学電子工学専攻の荒畑雅也 博士課程学生、向井佑 同研究員、田嶌俊之 同研究員、岡本亮 同准教授、竹内繁樹 同教授らの研究グループは、中赤外の波長域において、波長1.9μm~5.2μmという広い波長域に渡る量子赤外分光に世界で初めて成功した。
 今後、さまざまな物質の鑑別同定が、スマートフォンのカメラなどにも利用されているシリコン光検出器を用いた、小型で高性能な量子赤外分光装置により可能となり、医療やセキュリティ、環境モニタリングなどで活用されることが期待される。

研究成果は、2022年9月7日に米国の国際学術誌「Physical Review Applied」にオンライン掲載された。
(詳細は、https://www.t.kyoto-u.ac.jp)