ELI Beamlinesとミシガン大学､レーザで反物質研究

September, 7, 2022, Berkeley--ELI Beamlines (FZU – Institute of Physics CAS)は､GAČR (チェコ財団)から､助成を受けてハイパワーレーザファシリティでモデリング実験の理論的手段を開発する｡
　研究は､ELI Beamlinesとローレンスリバモア国立研究所が協力して､ELI Beamlines 1ペタワットL3 HAPLS､次の10ペタワットL4レーザ､ミシガン大学の次の3六ペタワットZEUSレーザにより行われる｡研究者は､ガンマ線バースト､パルサー磁気圏など､強場量子電磁気現象研究のためのロードマップを開発する｡科学界は､これらをまだ十分に理解していない｡研究の目標と協力は､期待される結果からして､類例がない｡

プロジェクトは､放射線物理学&電子加速学部長Sergei Bulanov､電子加速グループのリーダー､Gabriele GrittaniによりELI Beamlinesが主導する｡アメリカの協力は､ミシガン大学､核エンジニアリング&放射線科学教授､Alec Thomas､ローレンスリバモア国立研究所の科学者､Stepan Bulanovがリーダーとなる｡

ELI BeamlinesでBulanovとGrittaniは､レーザビームの単一微小スポットへの収束に取り組むためにチームを形成する｡これは､粒子をほぼ光速に加速し､高輝度ガンマ線源を生み出す｡強力な電磁波と衝突するガンマ線は､物質-反物質に変わり､光から物質を生み出す｡

研究者は､様々なタイプの反物質がどのように作られるか､さらに超高強度レーザをどのように研究するかの理解のためにこれらの実験を利用する｡
(詳細は､https://www.eli-beams.eu)