August, 16, 2022, Scotland--ロボットシステム用の先進的センサ開発を目的とする先端プロジェクトは、義肢やロボットの四肢を変革できる。。
西スコットランド大学(UWS)、Integrated Graphene Ltdが主導する、スコットランド工学パートナーシップ(SRPe)、先端製造の国立スコットランド製造研究機関(NMIS)学位プログラムが支援する研究プロジェクトの目的は、強化された機能をロボットに提供するセンサの開発。これは、触覚フィードバックと分散触覚を提供する、正確な圧力センサの利用により、ロボットの機敏さと運動能力を改善する。
UWSの薄膜、センサ、イメージング研究所ディレクタ、プロジェクト主席研究者、Des Gibson教授は、「近年、ロボット産業の進歩は著しいが、センサ機能が欠如しているために、ロボットシステムが簡単に失敗するタスクもある。ロボットが、その全能力を発揮するには、より優れた触覚機能を提供できる正確な圧力センサが必要である。
「Integrated Graphene Ltdとの協働は、結果的に先進的な圧力センサ技術となった。これは、ロボットシステムの変革に役立つ」。
機械的圧力下で独自の機能を発揮する3Dグラフェンフォームで作られたセンサは、ピエゾ抵抗アプローチを利用する。つまり、材料に圧力が加えられると、それは、その電気抵抗を動的に変え、軽量から重量まで、必要とされる広い範囲の圧力を簡単に検出、適合させる。
Integrated Grapheneの共同創始者/チーフ科学オフィサ、Marco Caffioは、「われわれの新しい3DグラフェンフォームGiiは、ヒトの触覚の感度とフィードバックを真似ることができる。これは、手術から精密製造までの実世界アプリケーションの全領域でロボットがどのように使えるかについて変革的なインパクトを与えるものである。
「Giiの特異的性質により、それが病気の診断やエネルギー蓄積など他のアプリケーションでの利用にも適していることはわかっているので、このようなプロジェクトでわれわれは、その柔軟性を常に実証することができる」
UWS、コンピュータ工学&物理科学部Dr Carlos Garcia Nunezは、「ロボティクスやウエアラブルエレクトロニクスでは、圧力センサの利用が不可欠の要素である。これにより情報インプットシステムが可能になったり、ロボットシステムに人間のような運動能力を附与できる。3Dグラフェンフェームのような先端材料は、そのようなアプリケーションでの利用で優れた能力を提供する。これは、その傑出した電気的、機械的、化学的特性によるものである」とコメントしている。
「われわれの研究は、この技術が、動的圧力センサでロボット産業を変革する大きな潜在性に光を当てている」。
(詳細は、https://www.uws.ac.uk)