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3Dプリンティング、リチウムイオン電池の高速充電、高エネルギー密度

July, 26, 2022, Livermore--次世代リチウムイオンバッテリは、より低コストで高エネルギー、高いパワー密度を必要とする。泥漿(slurry)鋳型&コーティングをベースにした現在のバッテリ製造は、これらの主要指標のさらなる改善で苦労している。

ローレンスリバモア国立研究所(LLNL)は、Ampcera Incと提携して、3D構造リチウムイオンバッテリカソードの製造に無溶剤レーザ粉末床溶融 (L-PBF)積層造形技術を開発する。プロジェクトは、米国DOEの先端製造局からの150万ドルの助成を得ている。

L-PBFは、元々は、金属部品の3Dプリンティングのために開発された。LLNLの研究者、プロジェクトの主席研究者、Jianchao Yeは、このAM技術を使ってカソード粉末混合物をアルミ集電体に熱結合し、急速充電およびより高いエネルギー密度のバッテリのための独自の3D構造を造る計画である。

「環境に優しいプロセスにより厚い高容量3Dカソード構造の加工ができるので、リチウムイオンバッテリが、15分以下で急速充電目標80%達成が可能になる」とLLNL主席研究者、Jianchao Yeは、説明している。

溶剤を除去することで超高速レーザ加工により、高い製造スループット、低エネルギー消費とコスト、大規模なバッテリ製造が可能になる。また、パワーとエネルギー密度が改善される見込である。

Ampcera Incは、ハイパフォーマンス固体電解質および電極材料で強力な技術ポートフォリオを有している。同社は、最先端、高度に改良されたカソード粉末をL-PBF加工用にLLNLに提供する。

両者は、密接に協力してバッテリセルを作製し、その実世界パフォーマンスを評価する。

「LLNLとAmpceraの提携は、ハイパフォーマンスリチウムバッテリ製造に向けて超高速、低コストL-PBF積層造形技術の開発と商用化を加速する。3D構造カソード開発後、われわれはその技術をアノード設計に展開する。また、エネルギー効率とパワー密度を一段と高めた、全ての固体Li金属バッテリにおけるそのアプリケーションを開拓する」とAmpcera Inc、共同創始者/CTO、Hui Duはコメントしている。

(詳細は、https://www.llnl.gov)