June, 13, 2022, Mountain View--新興企業、OpenLightは、レーザを集積した世界初のオープンシリコンフォトニクスプラットフォームを発表した。
OpenLightのプラットフォームは、新しいレベルのレーザ集積と拡張性を提供し、高性能フォトニック集積回路(PICs)の開発を加速する。アプリケーションはデータコム、テレコム、LiDAR、ヘルスケア、HPC、AI、光コンピューティング。同技術は、Tower PH18DA製造プロセスの品質と信頼性テストをパスした。OpenLightは、初のオープンMulti-Project Wafer (MPW)シャトルが、PH18DAプロセスとともに、レーザ集積400Gおよび800Gレファランスデザインで動作すると期待している。これらは2022年夏に利用可能になる。
Tower SemiconductorのアナログビジネスユニットのシニアVP、ジェネラルマネージャ、Dr. Marco Racanelliは、「OpenLightの技術がシリコンフォトニクス産業を変革すると固く信じている」とコメントしている。「Towerのプロセスで品質認定されたレーザ集積オープンシリコンフォトニクスプラットフォームを提供することは、互いの顧客の革新を支援し、大規模次世代シリコンフォトニクス設計を促進する」。
オプティクス産業の進歩にともない、シリコンフォトニクスの主要な課題は、レーザ集積と個別レーザの付加に関わる高コストだった。これにはレーザの製造、アセンブリ、アライメントが含まれる。レーザチャネル数と全般的な帯域が増加すると、これが一段と重要になる。InP材料をシリコンフォトニクスウエファで直接加工することでPH18DAプラットフォームは、レーザを付加するコストと時間を低減し、量的拡張性とパワー効率改善を可能にする。加えて、モノリシックレーザ集積は、全般的な信頼性を改善し、パッケージングを簡素化する。
「OpenLightは、プラガブルとコパッケージオプティクスでレーザのスケーラブル集積を可能にすることで新世代のシリコンフォトニクスに道を開く」とSynopsysのエンジニアリングVP、Aveek Sarkarはコメントしている。「Synopsysの統合エレクトロニックおよびフォトニックデザインソリューションとOpenLightの革新的シリコンフォトニクスプラットフォームの組合せは、フォトニクスICsの開発を大きく加速する」と同氏は付け加えている。
OpenLightは、キャッチコピー”Open. Integrated. Scalable.”(オープン、集積、拡張性)で営業している。オープンプラットフォームは、集積レーザ、光増幅器、変調器、フォトディテクタ、他の重要フォトニックコンポーネントを含んでおり、ローパワー、高性能フォトニクスICsの完全なるソリューションを形成する。加えて、OpenLightは選択的PIC設計を提供し、Time to Market促進のために設計サービスを提供している。
(参照、https://www.prnewswire.com/)