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NRL Nike KrFレーザ、ギネスワールドレコード

August, 19, 2014, Fairfax--海軍研究所(NRL)で5年前に行ったNikeフッ化クリプトン(KrF)レーザについての一連の実験が、1000km/sを超える「最高飛翔体速度」達成でギネスワールドレコードを獲得した。
 以前の記録は、大阪大学レーザ工学研究所が保持しており、2006年にネオジウムガラス(Nd:glass)レーザを用いて700km/sを達成していた。この記録は、現在NRLが保持することになる。これはNRLプラズマ物理学部門と日本のグループとの共同で達成されたもので、KrFレーザ技術の高い均一性と短波長の優位性を実証した。
 NRLレーザプラズマブランチ、Dr. Max Karasikによると、この成果によって、慣性核融合における燃料圧縮に必要な均一圧力を効率的に生成する際にフッ化クリプトンレーザの優位性が明らかになった。
 実験では、薄いプラスチック箔が1㎜足らずの距離で1000km/sに加速された。動く箔は、次に静止箔と衝突し、核融合反応から熱核温度と中性子を生成。ターゲットを圧縮し加速するために適用した高切断圧力を慣性核融合と高エネルギー密度研究に用いた。