October, 6, 2021, 東京--古河電気工業株式会社は、ライフサイエンス領域の安全・安心に貢献する新たな医療ソリューションとして、光(フォトニクス)の技術を用いて体外から埋め込み型医療機器の位置を容易に目視確認できる技術「Tellumino」(テルミノ)を開発した。また、10月に開催予定の2つの学会で当技術の有効性について報告する予定。
Tellumino™について
開発したTelluminoは、既存のCVポートに複数のLED光源を内蔵する機構を採用し、皮膚を通して非接触でエネルギーを伝えてLED光源を点灯させ、その光により体外からCVポートの位置を容易に視認できるようにする医療向けソリューション技術。X線や造影剤などの特殊な機器や薬剤を用いることなく体外からCVポートに穿刺する位置が肉眼で見えることで、医療従事者や在宅医療の患者等が短時間でより確実にCVポートへの穿刺を行うことができ、機器や薬剤を用いることによる患者の精神的・肉体的負担の軽減に大きく貢献すると考えられる。加えて、Telluminoを搭載することにより、患者への負担をより軽減するようCVポートの設計を改良し、CVポートに代表される埋め込み型医療機器の発展に大きく貢献する。
(詳細は、https://www.furukawa.co.jp)