September, 10, 2021, ふじみ野市--KDDI総合研究所は、2030年を見据えた新たなライフスタイルを提案する調査・応用研究拠点「KDDI research atelier」に、パートナーとの共同によるロボットの通信やプラットフォームに関連する技術の評価・実験を通し、ロボットを活用したサービスの創出を加速する「ロボット工房」を、2021年9月8日に開設した。
「ロボット工房」では、エンド・ツー・エンド(E2E)ネットワークスライシングによるロボット向け通信帯域が確保された評価ネットワークや低遅延映像伝送、ネットワーク運用見回りロボットなど、KDDI総合研究所の先端技術を使った実証が可能。
少子高齢化による労働力人口の減少や作業負荷増大への対応として、ロボットの活用が期待されている。将来、ロボットが社会で様々な役割を果たすには映像伝送やロボットの動作制御のために通信が不可欠であるが、ロボットの増加に伴う通信の輻輳が懸念される。輻輳を回避するには、通信状況に応じて帯域をオンデマンドでコントロールすることが有効で、ロボット制御に通信制御を含めることが必要となる。
KDDI総合研究所は、通信とロボットが調和するロボットフレンドリーな社会を目指し、今後、「ロボット工房」を利用するロボット製造や販売に携わる企業およびロボットユーザ企業を募り、共に研究開発を進めていく。
(詳細は、https://www.kddi-research.jp)