August, 19, 2021--浜松ホトニクスは、NEDOが進める「IoT社会実現のための革新的センシング技術開発」において、独自の微小電気機械システム(MEMS)技術と光学実装技術を活用し、従来製品の約150分の1となる世界最小サイズの波長掃引量子カスケードレーザー(QCL)を開発した。
これを産業技術総合研究所(AIST)が開発した駆動システムと組み合わせることで、高速動作と周辺回路の簡略化が実現でき、光源として分析装置などに搭載することが可能になる。これにより、分析装置を持ち運びできるサイズまで小型化できるようになる。
同プロジェクトではさらに二酸化硫黄(SO2)と硫化水素(H2S)の検出感度やメンテナンス性を高め、火口付近で火山ガスの成分を長期間、安定的にモニタリングする用途への展開を目指す。また、化学プラントや下水道における有毒ガスの漏えい検出や、大気計測などへの応用も期待できる。
(詳細は、https://www.hamamatsu.com)