June, 30, 2021, San Jose--オーストラリア国立大学(ANU)の研究チームは、暗闇ではっきりと見えるようにする、暗視を変革する新技術を開発した。
Advanced Photonicsに発表された論文によると、この種のもので初の薄膜は,超コンパクトであり、いずれ標準的なメガネで利用される。
研究者によると、その新しいプロトタイプ技術は、ナノスケール結晶に基づいており、防衛に利用できる。また、夜間の運転、夜徒歩で帰宅する際にも安全性に寄与する。
研究チームは、通常暗視ゴーグルを利用する警官やセキュリティガードは、現在の大きな暗視デバイスによる慢性的な首の故障を軽減することができる。
研究リーダー、Dr Rocio Camacho Moralesは、「われわれは見えないものを見えるようにする」と言う。「われわれの技術は,赤外光、通常人の眼には見えない光を変換し、遠く離れていてもはっきりと見える画像に変換する」。
「われわれは,ナノメートルスケールの結晶で構成される薄膜を作製した。それは、メガネに直接適用でき、フィルタのように機能するので、暗闇でも見ることができる」。
その技術は、極めて軽量、安価、量産容易であるので、日常的に利用できるようになる。
現在、ハイエンド赤外イメージング技術は、極低温冷却により機能し、製造が高価である。この新技術は、室温で機能する。
ANU物理学教授、Dragomir Neshevによると、その新技術はメタサーフェスを使って、新しい方法で光を操作する。
「赤外光を超薄型スクリーンで可視光画像に変換することに成功したのは世界初である」(Neshev)。
その新技術は、TMOS, ANU, Nottingham Trent University, UNSWとヨーロッパのパートナーを含む国際研究チームによって開発された。
(詳細は、)
画像(source: Advanced Photonics)