Science/Research 詳細

大阪大学、世界記録を10倍更新、高出力レーザ光生成が可能に

January, 26, 2021, 大阪--大阪大学レーザ科学研究所の李朝陽(Zhaoyang Li)助教、加藤義章招へい教授、河仲準二教授の研究グループは、超高強度レーザを発生させる新しい技術を提案した。
この技術では、従来の超高強度レーザのボトルネックを打破することにより、レーザ装置に新たな大規模投資をせずに、現在の超高強度レーザの世界記録(10ペタワット)を10倍以上超える超高出力レーザ光の生成が可能になる。これにより、次世代エクサワット超高強度レーザ実現への道筋が拓ける。

研究成果のポイント
・次世代エクサワット超高強度レーザを生成するための新技術を提案。
・従来の超高強度レーザのボトルネックを打破し、レーザ装置には新たな大規模投資なしで実現。
・レーザ強度の世界記録を10倍以上増やすことができると期待される。

研究成果は、「Scientific Reports」に、公開された。

題名:「Simulating an ultra-broadband concept for Exawatt-class lasers」

(詳細は、https://resou.osaka-u.ac.jp)