August, 6, 2020, Berkeley--従来のレンズは、大きくて重く、限られた波長数の光を集光するだけである。カリフォルニア大学バークリー校で開発された新しい、超薄メタレンズは、漁網ににた、微小な、接続された導波路アレイを利用し、可視光から赤外までの波長で記録的な効率で光を集中させる。
従来のレンズと違い、メタレンズはフラットでコンパクトであり、次第に微小化するデバイス内に組込可能なほどに小さくできる。その開発は、太陽エネルギー、VR技術、医療イメージング、光による情報処理、およびオプティクスに依存する他のアプリケーションに今までの流れを変える進歩をもたらす。
「基本的な障害と見なされていたものをわれわれは克服した。これはシンプルで、世界最薄、最も効率的で広帯域なフラットレンズである」と主席研究者Boubacar Kantéは言う。同氏はUC Berkeleyの電気工学・コンピュータサイエンス准教授、ローレンスバークリー国立研究所の研究者。
その技術は、“Fishnet-Achromatic-Metalens (FAM)”と名付けられ、Nature Communicationsに発表された。
過去10年、フラットレンズを実装するために多くの方法が提案されたが、新しいメタレンズがでてきたことで、この正当な組合せが初めて達成された。
FAMは、周波数範囲640 nm(赤みがかったオレンジ色の光)から1200 nm(赤外光)までの入力光の70%を捉え、研究チームは、その能力を実証することができた。
Kantéによると、次のステップは、大規模製造のための工程開発である。
(詳細は、https://news.berkeley.edu)