April, 8, 2020, Hannover--海底の鉱物資源を見つけることはこれまで,非常に高コストだった。EUプロジェクトROBUSTでLaser Zentrum Hannover e.V. (LZH)は、他の8パートナーとともに、ほぼ非破壊で深海の土壌サンプルを調べるためのレーザベース分析システムを開発した。同システムは、最初の実用テストをパスした。
レーザ誘起ブレイクダウン分光法(LIBS)システムにより、ほぼ非破壊に物質試料の原子組成まで調べることができる。LZHが開発したLIBSシステムは、深海の実用試験で400バールの圧力に耐えることに成功した。レーザ、制御およびソフトウエアは完全に機能した。実験は、連邦教育研究省の調査船Pacificの研究運行中に実施された。GEOMAR Helmholtz Center for Ocean Research KielのダイビングロボットROV Kiel 6000上のLIBSシステムが海底まで潜水した。
高圧と濁った水中で分析
LIBSシステムは500バールまでで、実際の塊状硫化物サンプル内の銅と亜鉛を検出できた。深海条件での計測は、BuxtehudeのNautilus社で行われた。GEOMARの Littorina調査船でバルト海調査運行中に、同システムは、比較的濁った水中でも用意されたサンプルの銅と亜鉛を高信頼に検出することができた。これらは深海の実際的条件下でのさらなる実験の有望な基盤である。
LIBS
LIBSは,化学元素を分析するための非接触、ほぼ非破壊的な方法。固体、液体、気体をそれで検査できる。方法は、レーザ誘起プラズマの生成と分析に基づいている。ここでは,高エネルギーレーザビームをサンプルに集光する。焦点のレーサビームエネルギーは非常に強く、プラズマが生成される。次に、プラズマは、元素特定の放射線を放出し、それを分光計で計測する。スペクトルの輝線は、サンプルの化学元素に割り当てられる。
(詳細は、https://www.lzh.de)