March, 23, 2020, San Diego--OFSは、新開発のビスマスドープファイバでOバンド増幅により、伝送距離拡張を実証した。
シングルステージ、MSA準拠ビスマスドープファイバ増幅器(BDFA)プロトタイプは、1290~1310 nm間を中心とする40 nm利得帯域で18 dB利得、+15dBm出力を実現する。OFSとロシアのネットワーク装置メーカー、T8, LLCは、商用で入手可能な100 Gbps QSFP-28モジュールを市販のネットワーク装置で駆動し、3サプライヤからの伝送距離30km特定LR4モジュールで75 kmまでファイバ伝送距離を延ばせることを実証した。
OFS CTO、Dr. David DiGiovanniは、「非シリカベースのプラセオジウム添加ファイバと違い、ビスマス添加シリカファイバは、融着、機械的特性および製造では従来のエルビウム添加ファイバと同じである。シンプルな増幅器設計によりBDFAは、OバンドのEDFA相当になる。われわれは多くのアプリケーションで急速な普及を期待している。テストと計測、通信/データコム、および医療診断用のOCTなどである」とコメントしている。
また、T8, LLC. CEO/創始者、Dr. Vladimir Treshchikovは、「データ伝送距離拡張向けに設計されたOバンドファイバ増幅器の初のサンプルをテストした。市販のQSFP-28モジュールとT8設計伝送装置の伝送距離が、単一のBDFAステージを使うことで2倍に拡張できることを実証した。われわれは、次の数カ月で、OFS設計の増幅器をロシア、モスクワ地域の敷設ずみファイバネットワークでテストする計画である」とコメントしている。