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フラウンホーファーHHI、新しい1Gbit/s USB Li-Fiモジュール

February, 18, 2020, Berlin--Fraunhofer Heinrich Hertz Institute HHIは、USB駆動、低消費電力Li-Fiシステムの開発に初めて成功した。これにより、モバイルLi-Fiエンドデバイスで最高データレート1Gbit/sが可能になる。

Li-Fiは屋内エリアの高速モバイル通信を可能にする。Li-Fi伝送では、ライセンス不要光スペクトルを使って無線データ伝送をする。電波と違い、光はある部屋で制御、制限されるので、不正アクセスや外部干渉からデータを高度なセキュリティで保護する。

フラウンホーファーHHIは、バックホール、産業、会議や教室などのターゲット環境のアプリケーションを焦点にLi-Fiシステムを開発した。全般的に、同研究所はLi-Fi分野で20年を超す経験があり、パイロットインストレーション、フィールドテスト、産業用製品開発へのライセンス供与にコンパクトなUSB Li-Fiモジュールを提供している。

現在進行中の開発目標は、ノートブックのモバイル利用が可能なほどコンパクトな端末デバイスの実現である。Jonas Hilt と Peter Hellwigをリーダーとする第3世代開発チームは、特別に軽量、コンパクトなモジュールの紹介に成功した。開発中の主要課題は、ラップトップなどモバイル機器のUSBインタフェースによる低出力であった。これにもかかわらず、可能な最高データレートの達成は重要である。現在、平均消費電力、わずか3Wを利用して、複数のユーザのノートブック高速ネットワークアクセスに天井のランプが供給するようなシナリオを実証した。これによりピークデータレート1 Gbit/sを達成した。ユーザは、コンパクトな形状の非常に強力なLi-Fiモジュールを受け取る。この開発により、Li-Fi技術の日常利用への適合性が実証され、CEマーキング取得成功を達成している。