January, 28, 2020, 東京--NEDOは、「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」に取り組んでおり、NEDOと東京工業大学は、DNAオリガミで構成されるナノスケール構造体を仮想現実(VR)上の仮想分子として表現し、手で操作できるネットワーク型VR環境を開発した。
仮想分子や仮想ハンドの動作を遠隔のサーバコンピュータを用いて高速に計算処理する技術や、人工知能(AI)による深層学習技術を用いて実際の手の動きを予測制御する技術の開発により、実際の手の動きと遠隔のサーバコンピュータ上で動作する仮想ハンドの動きを同期させることに成功した。
この研究成果は、実際には目で見ることができない微小管やDNAオリガミなどを用いた新しい分子人工筋肉やドラッグデリバリーシステムなど創薬の研究開発に応用できるほか、クラウドを用いたVRゲームの開発やロボットの遠隔操作への応用も期待される。
研究成果は、1月29日から31日まで、東京ビッグサイトで開催される「nano tech 2020」のNEDOブースでデモ展示される(ブース番号:西1・2ホール AT-01)
(詳細は、https://www.nedo.go.jp)