January, 20, 2020, South Korea--POSATECHの研究チームはスマートLEDコンタクトレンズを開発した。
糖尿病患者は、食事の前後に血液を採取して血糖値を計測する必要がある。また、糖尿病で合併症は容易に起こる。先頃、POSTECHの研究チームは、「スマートLEDコンタクトレンズ」をかけるだけで糖尿病の診断と糖尿病性網膜症治療ができる技術を開発した。この技術により、糖尿病のウエアラブル診断および治療デバイスが実現する見通しである。
Sei Kwang Hahn教授の研究チームは、スマートフォトニックコンタクトレンズおよびウエアラブル医療機器を開発した。これは糖尿病を診断し、糖尿病性網膜症を治療することができる。その新しい研究は、Nature Reviews Materialsに発表された。共同研究者は、スタンフォード大学科学工学部Zhenan Baoとスタンフォード眼科のDavid Myungの研究グループ。
研究チームは、microLEDとフォトディテクタを集積したスマートコンタクトレンズの開発に成功した。これは、NIR光で分析することで接続血管内のグルコース濃度を計測できる。この開発を利用して、研究グループは糖尿病診断に成功した。
さらに、その新しいスマートLEDコンタクトレンズを糖尿病性網膜症のラビットの目に取り付け、1ヶ月、繰り返し光を照射した。その結果、網膜の血管形成(新しい血管の形成)が著しく減少し、糖尿病性網膜症治療でそのスマートLEDコンタクトレンズの臨床実用性を立証した。
この新開発のデバイスは、糖尿病患者の血糖値をリアルタイムでモニタするだけでなく、糖尿病合併症で起こる網膜症の医学的処置もできる
研究グループは、PHI Biomed社とともにデータを無線伝送できるBluetoothシステムを開発した。これにより患者は、各自のモバイルフォーンで糖尿病診断結果をチェックすることができる。
(詳細は、http://www.postech.ac.kr/)