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NICT、毎秒1ペタビットスイッチング実験に成功

October, 21, 2019, 東京--情報通信研究機構(NICT)ネットワークシステム研究所は、次世代光ファイバと大規模光ノードの実験ネットワークで、世界で初めて、毎秒1ペタビットの光パスのスイッチング実験に成功した。このビットレートは、8K放送の1,000万チャンネル分に相当するものである。
 今回、低損失なMEMSスイッチ素子を利用した大規模光ノードを開発し、これまで開発した3種の次世代光ファイバと接続して、ペタビット級の実験ネットワークを試作した。現在のネットワークの運用方法に即した4つのスイッチング実験を行い、全てのパターンでスイッチングに成功した。
今回の実験成功により、次世代光ファイバと大規模光ノードで現在の100倍以上の通信容量を持つペタビット級の光基幹ネットワークが可能となることを示し、実用化に大きく前進した。
 実験結果の論文は、第45回欧州光通信国際会議(ECOC2019)にて非常に高い評価を得て、最優秀ホットトピック論文(Post Deadline Paper)として採択された。

(詳細は、https://www.nict.go.jp/)