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M-net、NokiaのスーパーコヒレントPSE3で500Gbpsトライアル

February, 14, 2019, Espoo--NokiaとドイツサービスプロバイダーM-netは、Nokia Photonic Service Engine 3(PSE 3)スーパーコヒレント技術を使い確率的波形整形の初のフィールドトライアル成功を発表した。
 最先端のBavarian WDMネットワーク発表に備えて、M-netはNokia Photonic Service Engine 3(PSE 3)コヒレントデジタル信号処理技術をキャリアとして初めてトライアルした。PSE-3は、確率的コンステレーション整形(PCS)を実装した初のDSPである。これはベル研が開発した高度な信号処理技術で、どんな距離でも光ファイバが伝送するデータを最大化するように光信号を精巧に調整する。
 M-netは、既設の地域ネットワークで波長あたり500Gの伝送に成功した。ここでは、PCSを使い最大容量600Gの信号を整形して、試験で使用される特殊ファイバルートに最適なレートにした。パフォーマンスと柔軟性のこの高いレベルにより、M-netは通常のネットワークファイバの容量を最大化することができ、その画期的なバックボーンは、激増するビデオトラフィックや5Gモバイルブロードバンドの要求に確実に応えることができる。

発表の要点
・M-netとNokiaは、実世界環境で初めてシングル確率整形波により500Gを実現し、将来のネットワークに向けた新たなマイルストーンを設定した。
・フィールドトライアルは、地域DWDMネットワークで行われた。ネットワークは、M-netが最先端WDM商用ネットワークのためにドイツのBavariaに用意したものである。
・トライアルは、NokiaのPSE-3をベースにした業界初の確率的整形64-QAM波長伝送。

(詳細は、https://www.nokia.com/)