January, 17, 2019, 東京--NEC通信システムは、製造業等の工場内の資材・仕掛品・完成品の保管位置を高精度に測位する「マーカー測位技術」を開発した。
開発技術は「資材監視ソリューション」を強化するものであり、1月16日(水)~18日(金)に開催される「第3回スマート工場EXPO」(会場:東京ビッグサイト)に出展する。
この技術は、拡張現実(AR:Augmented Reality)で用いられるカメラ位置や姿勢(角度)を推定する技術を応用し、壁面や柱、資材等に取り付けた複数のマーカーをカメラで撮影し、カメラ位置および資材位置の測位を行う。これにより、屋内外の資材等の保管位置を1m以内の精度で正確に把握することが可能となる。
資材を探す時間を削減するだけでなく、資材の運搬や入出庫までを自動で管理することで不明在庫の発生を防止する。また、紙状媒体に印刷したマーカーを使用するため、従来使用されている電波送受信で位置測位するビーコン方式等と異なり、特殊な装置が不要で取り扱いが簡易になるだけでなく、電池交換等のメンテナンスが不要となり、さらなる効率的な資材管理を実現する。
(詳細は、https://www.ncos.co.jp/)