September, 14, 2018, Hayward--Scientific Reportsに発表された研究成果は、RayVioの293nm紫外(UV) LEDが、皮膚サンプルにおけるビタミンD3生成で太陽光よりも高効率であることを示している。ボストン大学薬学部、Tyler Kalajian研究チームは、RayVioのUV LEDにわずか0.52分露光により皮膚サンプルが、32.5分太陽光露光のサンプルの2倍以上のビタミンD3を生成したことを確認した。
「われわれは、さまざまなソースのUV LEDを、多様な波長でテストした。RayVioの293nm LEDは、最短時間で最も大きなビタミンD3生成力を示した」と同大学、Dr Michael F. Holickはコメントしている。「この研究は、光薬理学と言う新世代技術につながる。ここでは、特定の波長のLEDの利用が、人の皮膚に特殊な生体効果を起こし、慢性疾患の処置と防止に役立つ」。
ビタミンD欠乏は、骨粗鬆、くる病、他の代謝性骨疾患と関連しており、一年の大部分で太陽光が限られる北緯および南の緯度で広がっている。ビタミンDを作るこのデバイスは、炎症性大腸炎、胃バイパス手術を含む脂肪吸収不完全症シンドロームの患者に最適である。研究では、RayVioのUV LEDが、ビタミンD欠乏患者の処置に使えることを示している。
ビタミンD3製造UV LEDデバイスは、太腿や上腕、腹部、背中など太陽に晒されることが少ない皮膚に使用して、非黒色腫皮膚ガン発症リスクを最小化することができる。そのUV デバイスは、極狭帯域UVB光を放出し、皮膚が長波長UV照射に晒された時に生ずる皮膚損傷の可能性を低減する。
「光線治療用のデジタルUV技術の可能性は膨大である」とRayVioのCEO、Dr. Robert C. Walkerは話している。「当社のUVB LEDを用いたDr. Holickの研究は、数10万人の生活を改善し、命を救うことができる新しいアプリケーションの可能性を実証している。米国だけで、10代と成人の75%がビタミンD不足である。UV LEDに関する研究チームの成果、ボストン大学フォトニクスセンタの先駆的活動により、ウエアラブルデバイスを簡単に組み込むような画期的な治療オプションが何百万の人々を助ける時が間もなくくる」と同氏は続けている。
(詳細は、https://rayvio.com)