April, 3, 2014, Edinburgh--エディンバラ大学の研究チームは、自閉症患者の複雑な脳の回路で何が問題なのかを見ようとしている。
研究チームは次に、自閉症の兆候、反復行動や意思疎通問題を含め、それらの兆候と闘うために使用される見込みのある薬をテストする。
この研究は慈善家、Dame Stephanie Shirley氏が新しいレーザ顕微鏡のために100万ポンドを提供したことで可能になった。新しい顕微鏡により、自閉症、知的障害、脆弱性X症候群の研究のためのPatrick Wild Centreで、生きた脳組織の詳細な検査が可能になる。
同センタの共同ディレクタ、Peter Kind教授によると、この顕微鏡は組織の深部を見ることができるレーザタイプであり、生きた組織のイメージングが可能になる。「脳の回路にどのように狂いが生ずるかを理解するという点で、これまではできなかったような方法でこうした諸問題に対処することができるようになる」。
イメージング機器の1つは、自閉症の特徴を持つようにしつけられた動物の脳活動の観察にフォーカスする。他には、研究チームは脳切片の神経回路を顕微鏡で見る。
Kind教授は、「自閉症の人々で神経回路がどのように狂っているかが理解できれば、神経回路の間違った振る舞い方を修正できるかどうかを見るために化学化合物のテストが始められる」と語っていた。
これには、より初期の化合物とともに他の条件、臨床実験ですでに使われている薬も含まれる。
顕微鏡は、脳回路機能および自閉症で何が問題かに特化した装置となっている。Kind教授によると、自閉症の問題に対処できるこのような装置を使う研究室は極めて少ない。