April, 16, 2018, Bordeaux--前立腺ガン診断医療アプリケーションを考慮してコンパクトなレーザプロトタイプが開発された。
前立腺ガンの診断は現在、一連の連続生検による侵襲的手順で実施される。これは、早期ガンで腫瘍を検出できるイメージング技術が存在しないからである。時間分解蛍光計測は、腫瘍の位置特定で特に興味深い方法である。この計測原理は、患者に近赤外蛍光トレーサを注入、それが腫瘍に特別に蓄積し、次にパルスレーザに接続した光プローブでこのトレーサを検出する。このパルスレーザと一連のTOF計測を結びつけることで、蛍光トレーサを活性化させ、組織深部でそれを正確に検出することができる。
このソリューションは、Nouvelle-Aquitaine Regionの支援の恩恵を受けており、CEA Techが推進し、ボルド大学病院とIMOTION研究所が実施した。このソリューションにより、生検部位に正確に対処することができる。これに必要なステップは以下の2つである。
・人に注入できる前立腺蛍光マーカーの利用(インドシアニングリーン)
・臨床環境で、超音波とレーザ捕捉システムの両方法の利用。この後のポイントは特に、コンパクトなパルスレーザの開発に関わる。パルスレーザは、蛍光計測と現在の医療基準および規制の両方に適合するものとなる。
このプロジェクトの一環として、ALPhANOVは、コンパクトなレーザプロトタイプを開発した。これは、この特殊要件を完全に満たしており、780nm、繰り返しレート80MHzでピコ秒パルスを生成する。これはGirondeスタートアップIrisiome Solutionsの成熟した技術を利用している。
(詳細は、http://www.alphanov.com)