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Block MEMS、フェーズⅡ 1070万ドルIARPA契約獲得

January, 15, 2018, Marlborough--Block MEMS, LLC(Block)は、爆発物や有毒化学薬品の脅威の遠隔検出のためのインテリジェンス高等研究計画活動(IARPA)プログラム、フェーズⅡを受注した。Blockは、競争の激しいダウンセレクションプロセスでフェーズⅡに選定された。
 フェーズⅠでは、Blockは、微量の爆発物や他の脅威を1~5mの距離で複数表面から数秒で検出する能力の実証に成功した。
 この成果は、量子カスケードレーザ(QCL)と画期的な化学薬品検出アルゴリズムをベースにした卓上システムの開発であった。アルゴリズムは、強力なデータ処理技術、光/物質の相互作用シミュレーション、予想される検出シグネチャーのモデリングを統合しており、狙いはノイズの影響除去、誤認警報の低減、検出限界の改善である。
 IARPAプログラムは、”Standoff Illuminator for Measuring Absorbance and Reflectance Infrared Light Signatures” (SILMARILS)である。同プログラムの契約金額は、1070万ドル。プログラムは、米国空軍研究所が管理する。
 BlockのSILMARILSプログラムの技術、主席研究者、BlockVP、Dr. Anish Goyalは、同プログラムに関して、「前のフェーズの成果は、30~50mの距離で爆発物や他の化学物質を検出できるというSILMARILSの究極的目標への大きな前進であった。化学兵器(CWA)の検出だけでなく、爆発物や薬剤ベースの物質(フェンタニルなど)の検出力は、このような遠隔距離で、情報機関,国防省、国土安全保障省の強力な要求に対処する」とコメントしている。
 また、BlockのCEO、Dr. Petros Kotidisは、「このプログラムで開発されている技術は、セキュリティ市場で幅広いアプリケーションを持つ。究極的には、強く求められていた微量の化学的脅威の遠隔検出を可能にするからである。テロリスト攻撃の爆発物に対するソフトターゲットの検出、輸送ターミナルや空港でのチェックインラインの高速化から、化学兵器の検出、汚染された地表の監視改善までの範囲で、SILMARILSの能力は、化学的セキュリティ分野に革命を起こす」とコメントしている。
(詳細は、www.blockeng.com)