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通信データを用途・目的に応じ変換・伝送する技術の実証実験を開始

December, 26, 2017, 東京--セコムと日本電信電話(NTT)は、IoTサービスの利便性向上を実現するために、通信データを用途・目的に応じた形式に変換するネットワークアシスト技術を開発し、実証実験を12月19日から開始した。
 カメラなどの高機能なIoT機器が広く普及した社会では、センサデータのようなデータ量の少ない通信に加え、大容量のデータを効率よくさまざまな用途や目的に応じて届けることが必要となる。
 セコムとNTTは、高機能なIoT機器の普及や伝送データの大容量化に対応する技術の発展や新たな価値の創出をめざして2016年から共同で研究を進め、大容量データを用途や目的に応じた最適なデータ形式・容量に変換・伝送する技術を開発した。
 この技術を活用することでIoT機器間のデータ通信を最適化し、IoTサービス事業者は回線やサーバの増強などといった特別な準備をすることなく、さまざまな利用者に大容量のデータを効率よく届けることが可能になる。
 実証実験では、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)の3棟の通信ビルを使用し、複数の拠点を有する大規模イベントを想定したカメラの映像データを、利用場面に応じ変換・伝送するネットワークアシスト技術の実用化に向けた検証を行う。
 セコムとNTTは本実証実験を通して、IoTサービス事業者の利便性の向上、高機能なIoT機器を利用した「安全・安心」かつ「快適・便利」なサービスの実現や、ネットワークアシスト技術を利用した新たなコラボレーションの拡大をめざして取り組んでいく。
(詳細は、www.ntt.co.jp)