September, 29, 2017, Northvale--Inrad Opticsは、エネルギー省(DOE) フェーズⅡ中小企業技術革新制度(SBIR)助成金を獲得し、核融合プラズマ診断で使用される軟X線結晶の開発を続けると発表した。助成金999,926ドルは、フェーズⅠ完了を拡張するものである。
分光学と低エネルギー(軟)X線は、米国や海外のファシリティで行われている核融合研究にとって重要である。これらのシステムで重要なコンポーネントは、薄型で、精密形状に湾曲してX線照射の回折と集束を可能にする結晶である。Inrad Opticsは、硬X線アプリケーション向け湾曲結晶のトップサプライヤであり、結晶成長では40年の経験を持つ。
フェーズⅠでは、Inrad Opticsは、軟X線材料フタル酸水素カリウム(KAP)の大きな結晶ブールの成長、その成長ブールからの薄型、湾曲オプティクス製造を実証した。フェーズⅡでは、他の軟X線結晶の成長も行い、製造工程も最適化される。米国中の研究ファシリティの協力者は、フェーズⅡの一環としてプロトタイプの評価に関心を表明している。
エネルギー源としての核融合開発は環境にマイナスの影響を与えることのない、持続可能で安全な電力源として、大きく、広範な影響を持つ。核融合界への利益だけでなく、湾曲軟X線結晶の開発は、次世代の表面検査や材料特性評価ツールにもつながる。これは、半導体やヘルスケアを含め、多くの産業に利益をもたらす。