July, 26, 2017, Irving--ウエストバージニア大学(WVU)で研究チームが開発した技術がNASA Sample Return Robot Challengeを獲得し、火星に向かうことになりそうだ。
産業および管理システム工学教授、Majid Jaridi、機械と航空宇宙工学准教授、Yu Guは、NASAから3年で75万ドルの助成金を得て、惑星探査用ローバのオンボード自律を強化する方法を開発する。研究チームは、Sample Return Robot Challengeで85万ドル超を獲得したCataglyphisを出発点とするアルゴリズムを使用する。
Majid Jaridi教授は、Kostas Sierros准教授ともチームを組んでおり、国際宇宙ステーション内の研究と技術開発を行うためにも10万ドルの助成金を獲得している。同教授のチームは、ローマ・トルヴェルガタ大学(University of Rome Tor Vergata)の研究チームとも協力して、液胞(liquid foam)の材料科学、物理学研究と3Dプリンティングを組み合わせて、ロボットプリンティング二酸化チタンフォウムをさらに進化させる。これは効率的な太陽電池から放射線遮蔽までの幅広い宇宙アプリケーション向けに大きな可能性がある。
プロジェクトは、地球でプリントしたフォウムサンプルを地球低軌道条件で晒す。潜在的な劣化メカニズムが調べられ、地球に戻ると直ぐに、一連の評価法を使用する。
「この劣化データにより、微小重力条件下のプリンティング特性調査に先立って、同定された潜在的宇宙応用向けに、TiO2フォウム材料のアプリケーションを早期に洞察することができる」とJaridi氏はコメントしている。
(詳細は、www.wvu.edu)