June, 29, 2017, Providence--ネゲブ・ベングリオン大学(BGU)の研究チームは、光と微小バブルを使って、これまでに達成されたよりも何倍も大きな力で微小粒子を押し出す画期的な技術を開発した。
新技術は、マイクロモーターや太陽電池オプティクスで使用する光デバイスの開発で重要な意味をもつ。Dr. Avi Nivは、「われわれの究極の目標は、集光型太陽光発電装置で使用する極めて正確なパッシブ技術である。これにより、機械的な追跡機構なしで太陽を追尾することができる」とコメントしている。
Nature Scientific Reportsに発表された成果によると、研究チームは、光で生成したエネルギーをナノサイズ、レーザ生成バブルを使って運動に変えた。バブルが広がるにつれて、それは周囲のマイクロ粒子に対して推進メカニズムとして機能する。マイクロスケール、ナノスケールの物質を機械的に操作することは、生物学、表面科学、マイクロ流体工学、またマイクロマシーン一般でも重要である。
Dr. Nivは、「われわれの研究では、マイクロサイズの物体が、1m/秒に近い前例のない速度で推進された、これは現在のデバイスで一般的な速度よりも6倍高速である、しかも運動の方向制御は維持されている」と説明している。
「バブルが運動と破裂を始めた後、ガスの痕跡は全く存在しない。システムは元の状態にもどり、同じ動作が繰り返し始まる、燃焼機関のようである」。
(詳細は、in.bgu.ac.il)