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ImecとSollianceのペロブスカイトPVモジュール、12.4%達成

April, 20, 2017, Leuven/Eindhoven--Imecは、Sollianceと協力して、4×4㎝2ペロブスカイトモジュールが認定変換効率12.4%を達成したと発表した。これは、このサイズのペロブスカイトモジュールでは最高効率になる。モジュールの効率は、長期最大出力点(MPP)トラッキングの下で計測され、並外れた安定性を証明した。このペロブスカイト技術は工業的適用可能なプロセスを用いてSollianceで開発され、この有望な再生可能エネルギー源の急速な市場投入を視野に入れている。
 ペロブスカイトマイクロ結晶は、高収量薄膜太陽電池を製造するための有望な材料。これは、薄い、軽量、半透明モジュールに加工でき、最終的には、窓や曲面建材などの建築材料に組込み可能。imecとSollianceは、大面積モジュールの製造を目的にスケーラブルな工業プロセスに注目している。これは最終的には、特注PVシステムへのシームレスな組み込みに適している。
 最先端のペロブスカイトモジュールは、活性層と工程に先進的な製法を用いてimecで作製された。これは、デバイスの高い安定動作とともに、非常に高い開口エリア効率を達成する。現状の設計では、レーザと機械的パタニングをベースにした低損失領域相互接続技術を用いて8セルが連続接合されている。この最適化により、指定16㎝2照射面の約90%がエネルギー生成に寄与している。並外れたデバイスの安定性とパフォーマンスは、Fraunhofer ISEが認定した10分以上のMPPトラッキングで12.4%のパワー変換効率に示されている。
(詳細は、www.solliance.eu)