February, 6, 2017--アデレード大学(University of Adelaide)の研究チームは、脳外科手術をより安全にする新しいハイテク医療器具を開発した。
脳生検ニードル内に組み込まれた微小イメージングプローブにより、医師は、針を挿入することで潜在的に危険な血管を見ることができるので、致命的な出血を回避できる。プロジェクトは、ウエスタンオーストラリア大学(University of Western Australia)およびSir Charles Gairdner Hospitalとの共同プロジェクト。
アデレード大学ナノスケールバイオフォトニクスセンタ、バイオフォトニクスチェア、Robert McLaughlin教授によると、「スマートニードル」と呼ばれるこのプローブは、人の髪の毛サイズの微小なファイバオプティックカメラを内蔵しており、赤外光で血管を見ることができるので針が血管に損傷を与えることはない。
「本当に素晴らしいことは、この背後のコンピュータがスマートであり、コンピュータそのものが血管を認識して医師に警告することだ」。
過去半年、「スマートニードル」は、Sir Charles Gairdner Hospitalで神経外科の患者12名のパイロットトライアルで利用された。
スマートニードルの正式な臨床試験は2018年に予定されている。
(詳細は、www.adelaide.edu.au)