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オプトエレクトロニクスデバイスに有望な新しい結晶構造を発見

February, 6, 2017, Tallahasee--フロリダ州立大学(FSU)の研究チームは、有機-無機ハイブリッド材料の新たな結晶構造を発見した。これは、発光ダイオード(LED)やレーザなどのオプトエレクトロニクスデバイスへの新たなアプリケーションに道を開く可能性がある。
 FAMU-FSU工学准教授、Biwu Ma氏は、過去数年、高機能オプトエレクトロニクスデバイスを実現する方法として有機金属ハロゲン化ペロブスカイトという結晶材料に取り組んでいた。最近の研究では研究チームは、有機と無機の構成要素を組み合わせて1次元構造を作製した。
 Ma氏によると、このクラスの材料の基本的構成要素は同じであり、レゴ(Lego-like)ピースのようなもので、構成によって様々な構造ができる。
 このレゴのようなピースは、科学的には金属ハロゲン八面体と呼ばれ、3Dネットワーク、2D層、1Dチェーンさえも形成できる。3Dと2D構造の研究は盛んだったが、1D構造は稀である。Maの研究チームは、これらのピースをチェーンにする方法を見出した。それは有機ピースに囲まれ、コアシェルタイプのワイヤを形成する。次に、数100万の有機被覆ワイヤをスタックして結晶バンドルを形成する。遠くからこの構造を見ると、結晶ニードルに見える。
 ハイブリッド金属ハロゲン化ペロブスカイトは近年、太陽電池、LED、レーザなど様々なタイプのフォトン関連技術の潜在的なアプリケーションを目指していることから、注目を集めている。今回の新研究は、一歩前進して、この1D構造が新たな効率的発光体を形成することを示した。
 Ma氏は、この優れた発光体について、「研究からわかったことは、われわれは新しい構造を開発する能力があること、またこれらの材料はLEDやレーザなどの実用的なデバイス応用に大きなチャンスがあることである」とコメントしている。
(詳細は、www.fsu.edu)