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超高速で感染症を検出する新しいコンパクト顕微鏡

August, 30, 2016, Duesseldorf--ヨーロッパの研究クループが、生死に関わる細菌による感染を最速で発見できる顕微鏡を発明した。例えば、それはE. coli、スタヒロコッカス、髄膜炎のような症状であり、これにより毎年数百万人の命を救うことができるようになる。
 小さな書籍程度のサイズの顕微鏡は、フォトニクス技術、マイクロ流体工学、分子生物学を統合した新しいプラットフォームの一環であり、100万以上のバイオマーカー、敗血症などの明らかな兆候を同時に発見することができる。敗血症は、世界中で1日に20000人以上の人々が亡くなっている重症感染症によって起こる潜在的に致命的な全心炎症反応である。
 現在の技術では、同様のテストに1日かかる。この新しい方法では、わずか30分で結果が得られる。
 複屈折結晶、一滴の血液を含むカートリッジ、レセプタアレイを透して偏光ビームを送ることによって、そのシステムは光と細菌、つまりレセプタが捕らえたタンパク質の相互作用を検出することができる。次に透過像の強度が分析されて医師は、いかなる細菌がどの程度存在するかを正確に知ることができる。
 正確な診断が行われる前に現状では大量の細菌を複製する必要があるので、治療過程を決定するための全情報が手に入るまでに患者は24時間以上待つことになる。この新しいデバイスサンプルから結果処理までの時間が、現状の方法よりも50倍速くなり、時間が最も重要な敗血症のような症状では、これは医療診断の新たな時代の先駆けとなることが確実視されている。
(詳細は、www.photonics21.org)